PICK UP IDOL ばってん少女隊
PHOTO=古賀良郎 INTERVIEW=小山内凛
4thシングル「MEGRRY GO ROUND」をリリース!
ばっしょーメンバーが一番輝いている瞬間は……?
――今回のシングルのタイトルを最初に聞いたときの率直な感想は?
春乃「マネージャーさんからメールでレコーディングのスケジュールと曲のタイトルだけ送られてきたのが最初で、『メ“グ”リーゴーランド……?』ってなりました。それから考えてもわからなかったので、とりあえず一旦置いときました(笑)。説明があるまで待とうって」。
希山「私は最初、読めなかったです。『何これ?』って」。
瀬田「“MEGRRY”っていう単語があるのかと思って調べました」。
西垣「私も調べた。でも出てこなくて……。だから自分で考えて、自己解決しました」。
――解決できたんだ?
西垣「ばっしょーのメンバーの名前のイニシャルを全部合わせたら、“MEGRRY”になるのかなって。でも、“G”がいないんです……」。
星野「どういうこと(笑)?」。
上田「え、“M”もいなくない(笑)?」。
西垣「本当だ、“M”もいないや。“R”は、上田理子の“理(RI)”」。
瀬田「“R”だけな気がする」。
西垣「あれぇ……?」。
――ちょっと怖くなってきたので、ほかの意見を聞きましょう(笑)。理子ちゃんはどうですか?
上田「最初“G”に気づかなくて、単純に『MERRY GO ROUND』っていうタイトルだと思ってました」。
星野「私は、“メリーゴーランド”の“メリー”がこういう綴りなのかなって思った」。
――“G”を読まないタイプの単語だと思ったんですね。
上田「“FIGHT”の“G”を読まない、みたいな」。
希山「私のお母さんと一緒だ。お母さんに『これなんて読むの?』って聞いたら、『メリーゴーランドよ』って言われた」。
――かわいらしいお母さんですね(笑)。それから歌詞をもらってレコーディングをされたかと思いますが、一曲通して初めて聴いたときはどんな印象を受けました?
上田「もう、ザ・フレデリックさんって感じでした。サビが頭から抜けない感じとか、完全にそうだなって」。
春乃「歌詞が独特だったり、言葉遊びがたくさん入ってたりするのとかね」。
上田「1番と2番で言葉の響きが似ていて、本当におもしろいんです」。
春乃「“エンドレスソング”と“遠慮なく全部”とか」。
瀬田「“正解”と“世界”とか」。
上田「あと、“月火水木金土日”と“水金地火木土天冥海”」。
星野「“ローテーション”と“シミュレーション”も!」。
――タイトルは、“巡る”と“メリーゴーランド”がかかっているわけですね。
上田「そうなんです。メリーゴーランドがまわっている様子をうまく一言で表現してくださってます。コーヒーカップにかけるのは難しかったのかな(笑)」。
希山「コーヒーカップはちょっと酔っちゃうからさ」。
――そういう問題ではない気が……。
西垣「“月火水木金土日”と“水金地火木土天冥海”も、メリーゴーランドみたいに永遠に巡ってるんです!(ドヤ顔)」。
――あたかも「私が発見しました!」みたいな顔をしていますね(笑)。
西垣「ボンっていうと、『私たちの生きてる世界では常にいろんなものが動いて、まわって、巡ってるんだよ』っていうことをこの曲で伝えたいんですよ」。
春乃「“ボン”っていうのは“ざっくり説明すると”っていう意味です」。
上田「確かに、すべてが巡って繋がってる感はあるよね」。
――“感”って(笑)。愛ちゃんは、この曲をどう解釈しました?
希山「はい! えっと、歌詞にもあるように、人はみんなありのままを持ってるんです。だから、ありのままの自分がまわってるんです」。
――またちょっと怖い話になってきました……(汗)。
上田「じゃあ、今はまわらないようにこらえてるってこと?」。
希山「違う。地球は常にまわってるから、その地球の上に立ってる人間もまわってるんだよ。だからありのままの自分が“地球と一緒に”まわってるっていうこと」。
――めちゃくちゃ遅いスピードですけどね(笑)。
星野「まぁ、人間の脳も常に回転してるからね」。
春乃「愛、本当に脳みそまわってる?」。
希山「まわってるよ!」。
上田「普通の人よりもだいぶゆっくりだと思うけど(笑)」。
――さくらちゃんは、この曲についてどう思いますか?
瀬田「激しい曲調だったりスカコアが多い今までのばっしょーの曲と比べたら、ノリとか勢いでいくっていうよりは、しっかりと聴いてほしい曲だなって思います。アイドルを知らない方でも親しみやすい曲なのかなって気がします」。
上田「耳に残るもんね。ショッピングモールとかでリリースライブをやってたら、通りすがりの普通のお客さんにもすぐ覚えてもらえそう」。
星野「一日中ショッピングモールで買い物をしてたら、帰り際には気づけば口ずさんでる、みたいな」。
――そして今回、満を辞して今までにないくらい真っ白な衣装です。
上田「いつもはメンバーカラーをワンポイントで目立つように入れてる感じなんですが、ここまで色が入ってない衣装は初めて。というか、どこにも色がないよね」。
瀬田「本当、めっちゃ新鮮」。
――清楚感が際立ちますね。
希山「純白の白です」。
春乃「ちょっと、それだと“頭痛が痛い”と同じだよ(笑)」。
――「私が一番“純白の白”が似合っています!」と自信を持って言える人は?
上田「まぁ私かな。一番純粋だし」。
星野「はいはい(笑)」。
春乃「さくら、いつも言ってるじゃん。『私が一番似合ってる』って」。
瀬田「え〜、そうだっけ……?」。
上田「あれで自覚ないのはヤバいよ(笑)」。
瀬田「あはは(笑)。そうだね、私が一番心が白くてキレイだから。それが衣装に表れたんだと思う」。
春乃「ウン」。
上田「ソウデスネ」。
――カタコトになっちゃいました(笑)。
瀬田「愛もすごく似合うなって思うよ。フランス人形みたい」。
上田「わかる。一体化してるよね」。
星野「言い方(笑)」。
上田「馴染んでるってこと(笑)」。
春乃「確かに、違和感ない!」。
希山「あ、ありがとう……?」。
おいしいものを食べてるときは、きっと
幸せな顔をしてるんだろうなって思います
――さて、この曲の核となるのが“メリーゴーランド”ですが、みなさんメリーゴーランドは好きですか?
6人「好きです!」。
上田「何歳になっても乗りたくなる」。
西垣「どうしてもメリーゴーランドが恋しくなって、でも近くに遊園地がないときには、家の近くのショッピングモールの中にある3人乗りのちっちゃいメリーゴーランドに乗りに行ってました。中1くらいまで!」。
――“どうしてもメリーゴーランドが恋しくなる”感覚というのがちょっとわからないです(笑)。
西垣「友達とよく『乗りに行こう!』って感じ。ちっちゃい子を押しのける勢いで」。
希山「それはヒドい!」。
西垣「さすがに冗談だよ(笑)」。
星野「遊園地へ遊びに行って『何に乗る?』ってなったときに、真っ先に候補に上がるのがジェットコースターとメリーゴーランドです」。
――その2つのうち、メリーゴーランドのほうが好きな子は?
希山「はい……」。
――それは1人だけなんですね(笑)。
瀬田「あはは(笑)」。
希山「私は絶叫が苦手なので、メリーゴーランドのほうが好きです。シュンって落ちていくのがムリなんですよ。『おああああ!』ってなります」。
上田「私は、ジェットコースターに乗るまでが本当に苦手です。でも、乗ったら『もう覚悟を決めるしかない!』っていう気持ちになって、最終的には楽しめます」。
西垣「怖い話を聞く、みたいな感覚です。ちょっと気になるけどやめとこう、でもやっぱ乗ろうかな……って。乗った瞬間は本当に後悔して『ぎゃああああ!』ってなるけど、終わったら『楽しかった〜』ってなるんです」。
春乃「私は普通に好きです。遊園地に行ったら絶対に乗りたい。ジェットコースターだけでもいいくらい」。
――2番の歌詞で「みんな持ってんだ『輝き』を」という部分がありますが、続いては、みなさんの一番輝いている瞬間をお聞きできればと思います。
瀬田「はい! 私はおいしいものを食べてるときです。きっと幸せな顔をしてるんだろうなって思います(笑)。ライブが一番楽しいけど、ライブをするためには食べものを食べるじゃないですか」。
上田「お腹が空いてたら満足にライブできないもんね」。
――“腹が減っては戦ができぬ”って言いますし。
瀬田「ツアーでいろんな場所に行かせていただいているんですけど、その地域の名物をたくさん食べることができるのが幸せです。おいしいものを食べるたびに、ニコニコしてたと思います」。
春乃「本当に、いつもニコニコしながら食べるよね」。
星野「うん。輝いてるよ、さくら」。
――そんな感じで、「私のここが一番輝いている!」や「この子のこのときが一番輝いている!」など、自推他推問わずお答えください!
上田「ありっさーは、ライブ中のコール&レスポンスのコーナーが一番輝いてる。今回のツアーでより一層コール&レスポンスのクセが強くなったというか、ありっさーならではの世界観が出来上がってる。まず、最初に『ずんずんずん♪』ってリズムを取り出すんですよ」。
春乃「それから普通にコール&レスポンスを始めたと思ったら、途中で急に長々としゃべり出して……」。
星野「『あ、そういえば〜』から入っていくよね」。
――お客さんもついていくのが大変そう(笑)。
希山「あと、現地の人にオススメの食べものを聞いたり……」。
瀬田「私たちもその場で初めて聞くから、めっちゃおもしろいです」。
西垣「あはは。みんなが楽しんでくれてよかった」。
上田「でも、ひとしきり盛り上がっていざ曲振りをするっていうときに、次にやる曲のタイトルを言い間違えることがあって。『聞いてください』のあとに、さっきやったばかりの『フレッ!フレッ!フレンズ』って続けてみんながズッコケる、みたいな(笑)」。
春乃「そんな理子は、しゃべってるときじゃない?」。
上田「そうだね。ずっとしゃべってるもんね、私。昨日とか、寝ながらしゃべってたし」。
――それ、大丈夫ですか?
上田「最近めっちゃ多いんですよ。意識はあるけど覚えてない、みたいなことが。前は、愛ときいなに向かって『よかよかダンス!』って話しかけたこともあったし、朝起こしに来たお母さんに『まっすぐ前に進んでいかないけんのよ!』って言ったこともあって……。でも、記憶はないっていう(笑)」。
希山「寝てるときまでしゃべりたくなるくらい、しゃべることが好きってことだね」。
瀬田「蒼良は、みんなで野球を観に行って、私たちがわからないことを解説してくれてるときが輝いてる」。
星野「私もそこまで詳しく説明できるほどじゃないけど、雰囲気やなんとなくの決まりがわかるときは教えてあげます」。
上田「応援歌をよく歌ってるよね」。
星野「チャンスのときに流れるホークスの応援歌が好きなんです。男性パートと女性パートにわかれていて。『ここで決めろ!』っていうときに歌うのが楽しいんです」。
――愛ちゃんはいかがでしょう?
上田「愛は、踊ってるときかな」。
希山「やったー! 踊るのが好きで、気分がリフレッシュされるんです」。
瀬田「あと、『教えて愛ちゃん』コーナーのときも輝いててるよ」。
――どんなコーナーですか?
春乃「今回のツアーから始まったんですけど、ライブのMCのときに、私たちがわからない難しい言葉を最年長の愛ちゃんに教えてもらおうっていうコーナーです!」。
――頼もしいコーナーですね。
上田「『さすが最年長だな〜』っていう回答をしてくれるよね、いつも」。
春乃「私たちの期待を常に超えてくれる」。
星野「いろんな意味で、ね(笑)」。
希山「いつも一生懸命考えてます」。
――では最後に、きいなちゃんが一番輝いている瞬間は?
上田「『教えて愛ちゃん』の最後に解説してるときじゃない?」。
――と言いますと……?
春乃「いつも愛の答えが的外れだから、私が最終的に解説するんですよ」。
――それ、もはや「教えてきいなちゃん」じゃないですか(笑)。
希山「違うんです。愛が説明して、きいながその補足をしてくれるんです」。
西垣「“補足”って、正しいことに付け加えて説明することだよ」。
希山「うん。合ってるけど、ちょっとだけズレてるから……」。
上田「いや、だいぶズレてるよ(笑)」。
希山「ちょっと寄り道したのをきいなが戻してくれます」。
――“補足”じゃなくて“軌道修正”ですね。
瀬田「でも、『ファイナル愛ちゃん』でまだ寄り道したところにいるよ」。
――また新しい言葉が……(笑)。
春乃「いろいろ考えた最終的な愛の回答のことを『ファイナル愛ちゃん』って呼んでます。ファイナルアンサーのことです」。
上田「今のところ、ほとんど正解したことないよね」。
星野「一回だけ、答えを前振りのときにさくらが言っちゃったことがあって、それはさすがに正解しました」。
希山「あれはラッキーでした。あ、でも、きいなは笑顔が一番輝いてるよ」。
春乃「いきなり話が変わった(笑)」。
上田「軌道修正してくれたんだね(笑)」。
ばってん少女隊(ばってんしょうじょたい)
スターダストプロモーション福岡営業所のレッスン生から、2015年6月に結成。ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学、チームしゃちほこ、たこやきレインボーの後輩グループにあたり、“スターダストプロモーション100年に1組の逸材”と自ら発信。2015年9月30日にインディーズ1stシングル「ばってん少女。」を発売。2016年4月20日に「おっしょい!」でビクターエンタテインメント・カラフルレコーズよりメジャーデビュー。
【CHECK IT】
12月6日(水)に4thシングル「MEGRRY GO ROUND」を発売! また、そのリリースツアー『廻る』が12月10日(日)まで開催中。ライブハウスツアー「ばってん少女隊の、田舎娘2nd~カユい所まで手を届け鯛ツアー」が11月19日(日)まで開催中。12月27日(水)、28日(木)に福岡BEAT STATIONにて年末イベント「年末だよ、渡辺通り大会~2日間BEATば刻んでもよかよかよかSTATION~」を開催。毎週日曜日にばってん少女隊初のレギュラーラジオ番組「ばってん少女隊のばってんラジオたいっ!」(RKBラジオ)がオンエアー。福岡県・宗像市観光大使。
詳しい情報はばってん少女隊公式サイトへ
希山愛(きやま・あい)
キャッチコピー:ラブリーハスキー
ニックネーム:あいちゃん
生年月日:2000年1月 10日(17歳)
出身地:福岡県(在住)
血液型:B型
上田理子(うえだ・りこ)
キャッチコピー:黒帯のキラースマイル
ニックネーム:りこ
生年月日:2000年11月26日(16歳)
出身地:福岡県(在住)
血液型:O型
春乃きいな(はるの・きいな)
キャッチコピー:100万ドルの笑顔
ニックネーム:きーな
生年月日:2001年7月18日(16歳)
出身地:長崎県(在住)
血液型:A型
瀬田さくら(せた・さくら)
キャッチコピー:ミラクルさくらんぼ
ニックネーム:ちゃん瀬田
生年月日:2002年2月2日(15歳)
出身地:福岡県(在住)
血液型:O型
西垣有彩(にしがき・ありさ)
キャッチコピー:ちょ〜しゅ〜産非凡人
ニックネーム:ありっさー
生年月日:2002年7月21日(15歳)
出身地:山口県(在住)
血液型:A型
星野蒼良(ほしの・そら)
キャッチコピー:小さな怪獣
ニックネーム:そらら
生年月日:2003年11月14日(14歳)
出身地:福岡県(在住)
血液型:A型
「MEGRRY GO ROUND」
見んしゃい盤(CD+Blu-ray)初回生産限定 ¥3,000(税込)
聴きんしゃい盤(CD)通常盤 ¥1,300(税込)
ちょ〜しゅ〜ハスキー盤(CD)初回生産限定 ¥1,000(税込)
怪獣黒帯盤(CD)初回生産限定 ¥1,000(税込)
春のセーター盤(CD)初回生産限定 ¥1,000(税込)