=LOVE(イコールラブ)短期集中連載 私服でぽん! 3人目 野口衣織
PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=斉藤貴志
季節ごとに=LOVEのメンバーに私服を披露してもらう短期集中連載で、今回も3人目は野口衣織。ツアーではパフォーマンスの要となり、去年はオシャレにも開眼した彼女のいで立ちに注目。インタビューは「冬」をテーマにしつつ、やっぱり2次元の話になっていきました(笑)。
小さな雪だるまを作って摂津万里の
ぬいぐるみと写真を撮りたくて(笑)
――昔はオシャレに無頓着だった衣織さんが、去年はこだわりを持つようになったそうですが、今日の私服のポイントは?
「実はイコラブ(=LOVE)に入って、すぐ買ったTシャツなんです。首元にいっぱいボワボワがあって、着たら『首が詰まっちゃってヘンだな』と、お蔵入りにしていたんです。でも、昨日着てみたら、そのときよりはマシになっていて、今が着るタイミングだと思いました」。
――2年半経って、変わったんですかね?
「髪を切ってスッキリしたのかな? あと、白いシャツでピエロっぽい感じがして、髪飾りは付けないほうがかわいいと思いましたけど、色味がないので、爪に赤を入れてみました」。
――そういうところまで意識するようになったんですね。もともと衣織さんは名前に“衣”の字が入ってます。
「衣を織るという名前で、親の『手先の器用な子になってほしい』という願いが込められてます。実際は不器用ではないですけど、それほど器用でもなく(笑)、並という感じです」。
――今回のインタビューは「冬」がテーマですが、衣織さんにとってはどんな季節?
「私、雪が好きなんです。地元の茨城ではたまにしか降りませんけど、降ったらすごく嬉しくて。積もると学校で授業が外遊びになるので、雪合戦をした楽しい思い出があります。私にとって冬は、そういうふうにみんなで熱くなるイメージ。去年は確か、東京では降らなかったですよね? ちょっと悲しかったです」。
――今は雪合戦はしないでしょうけど。
「イコラブに入った年の冬だったかな? 東京に雪が積もって、近所で小さな雪だるまを作って、(『A3!』の)摂津万里のぬいぐるみを隣りに置いて、写真を撮りました(笑)」。
――また摂津万里の話が出ました(笑)。
「それを去年できなかったのが寂しくて。今年こそ雪だるまを作って、また推しと写真を撮りたいです!」。
――寒いのが苦手でもないですか?
「得意ではないけど、暑いより寒いほうが好きです。夏が一番イヤなピークで、秋、冬と気温が下がっていくのが嬉しくて。寒くても、重ね着してカイロを付ければ暖かくなる。夏はマッパで外を歩いても、涼しくないじゃないですか。やったことはないですけど」。
――あったら大変です(笑)。
「どうあがいても暑さから逃げられない、囚われた感じが苦手です。冬の寒い朝もつらいし、こたつに一度入ると出たくなくなります。でも、外から『ああ、寒い寒い!』と言いながら自分の部屋に帰ってきて、冷たかった布団がくるまるとどんどんヌクヌクしてくる感じがイイんです! そこで眠たくなるのが至福です(笑)」。
――最初に出たオシャレも、冬のほうがいろいろ楽しめますよね?
「女の子がモフモフしたのを着ていると、かわいいなーと思います。でも、私自身はモフモフが似合わなくて。『ああ、似合わないな』というレベルではなく、ガチで似合わない(笑)。体格的に骨が太いから、モフモフしたのを着るとゴリラみたいないかつい感じになってしまうんです。理想と違いすぎて、つらくなっちゃう。だから、かさばる上着は着ないで、中に着込むようにしています」。
――ウィンタースポーツは何かやるんですか?
「学校の行事でスキーをやったくらいですね。でも、氷の上を滑るやつって、何でしたっけ?」。
――スケートのことですか(笑)?
「それです! 22/7さんの帆風千春さんとスケートをやりに行ったことはあります。千春さんと『ユーリ!!! on ICE』の話で盛り上がって、『ちょっと行かない?』って、赤坂で初めてスケートをしました。へっぴり腰で滑ってましたけど(笑)、『ユーリ!!! on ICE』の手を差し伸べるシーンとかをマネして遊んで、すごく楽しかったです!」。
ハマるのが怖くて避けてた「鬼滅の刃」を
好きになって報われない恋のようです(笑)
――衣織さんはやっぱりアニメ絡みの話になりますね(笑)。好きな冬の歌はありますか?
「これまた、『ラブライブ!』のμ’sさんの『Snow halation』が大好きです。良いんですよ~。歌詞がすごく切なくて、最初のシャンシャンシャン……という音も好きだし、大サビ前にみんなが雪をつかんだり、フーッとやるところがあって、衣装も真っ白だから消えちゃいそうで……。その後に穂乃果ちゃんが『届けて切なさには~』と歌うところで、何か……『女の子を好きになるって、こういうことなんだ』という気持ちになります!」。
――そこまでになりますか(笑)。
「こんなにも守りたくなるんだ……という。でも、私の手の内に収めておきたくない感情も溢れちゃって、止まらないんですよ~。何て言えばいいんだろう? 守りたいけど、私が守るんじゃなくて、『キミが自分で輝いて羽ばたいていく姿を見たい!』みたいな、よくわからない感情になるんです。それが本当に切なくて、『Snow halation』を聴くだけでもう……。ハーーーッ、尊い……」。
――では、冬に食べたくなるものは何ですか?
「おばあちゃんのお雑煮です。食べないと新年が始まりません。出汁で細かく切ったイカを入れてくれて、それがすっごくおいしくて。大きなこたつに親戚みんなで入って、みかんを何コか食べ終わった頃に、おばあちゃんが『お雑煮ができたよ』と持ってきてくれるとワクワクします。ちゃんと作り方を教わって、自分でも作れるようにしておきたいです」。
――去年、イコラブは躍進しましたが、衣織さん的に仕事以外に大きかったことはありますか?
「あったような、なかったような……。アニメだと『鬼滅』ですね。『鬼滅の刃』がカッコ良すぎて!」。
――世の中でもブームになりました。
「私はアニメからで、『にわかが何を語っているんだ』と思う方が多いでしょうけれど、本当に良くて! 私は『アニメが始まります』というときに絵柄を見ただけで、『これは絶対、私が好きになるやつだ』と思ったから、避けていたんですよ」。
――えっ? 何でですか?
「ハマるのが怖かったんです(笑)。だから、アニメは観ないでいました。でも、周りのスタッフさんにも、お仕事でご一緒した方にも『マジで観たほうがいい』と言われることが多くて。友だちでも『ハマってマンガを買った』という子が増えて、みんなが『鬼滅鬼滅』と言ってくるから、『そんなに言うなら』と1話を観てみたんです。そしたら、炭治郎が最初からフラグを立てすぎていて、すごくつらくて。全部観終わるのに2時間かかったんですよ!」。
――実質24分くらいの1話だけで?
「そうです。途中途中で止めて『お前はそういう余計なことを言うからこうなるんでしょう!』とか1人で悶々と考えながら観ていたので(笑)。それで最後まで観終わる頃には、第一印象の悪かったキャラクターたちもいいヤツだとわかってきたり、『こいつ好きだな』というキャラクターが出てきたりして、『こういうことなんだ!』とわかりました。回を重ねて、どんどん本当のことが見えてくるたび、『鬼滅の刃』という作品はこうやって私たちを虜にしていくんだなと。友だちと盛り上がって、コラボカフェに行く話になって、チケットを友だちが応募してくれたんですけど、ハズれちゃいました。こんな人気コンテンツを好きになってしまうと、報われない恋みたいで(笑)、『チケットなんて絶対当選しないじゃん! 一生イベントに行けないじゃん!』という気持ちになってます」。
――マンガも売り切れ続出のようですね。
「入手困難になっているとツイッターで見て、私はまだ原作を読めてません。友だち曰く、アニメで終わったところより先の話がめっちゃ面白いということで、確かにそんな予感はしました。アニメの終わり方が中途半端だったので。これから映画になるし、舞台の俳優さんもヤバイ! 鬼の鬼舞辻無惨役が佐々木喜英さん。『幕末Rock』とか『刀剣乱舞』とかいろいろな2.5次元の舞台に出演されている方で、尊敬していて、『鬼滅』にも出ると聞いて、『絶対DVDを買わなきゃ!』と思いました!(足をバタバタ)」。
――もともと「ハマるのが怖い」と避けていた「鬼滅の刃」に、まんまとハマったわけですね(笑)。
野口衣織(のぐち・いおり)
生年月日:2000年4月26日(19歳)
出身地:茨城県
血液型:O型
野口衣織 個人Twitter
【CHECK IT】
2017年4月に指原莉乃×代々木アニメーション学院がプロデュースするアイドルグループとして結成された=LOVEのメンバー。=LOVE 冬の全国ツアー「866」が絶賛開催中。レギュラー番組「めざせ!プログラミングスター~プロスタ★キッズ大集合~」(BS日テレ/土曜10:30〜)、レギュラーラジオ番組「イコラジ“RADIO=LOVE”」(文化放送 超!A&G+/土曜26:00~)が放送中。また、毎月「=PRESS」(弊社刊)を発売中!
詳しくは=LOVE 公式HPへ
6thシングル「ズルいよ ズルいね」のMVはこちら!
6thシングル c/w「Sweetest girl」のMVはこちら!
6thシングル c/w「推しのいる世界」のMVはこちら!