AYAKARNIVAL 2019 特別企画
佐々木彩夏(&川上アキラ)×山本杏奈 音嶋莉沙 佐竹のん乃 瀧脇笙古(&伊藤太郎)
PHOTO=堀内亮 INTERVIEW=井上朝夫
12月30日(月)に佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)が主幹となり開催の運びとなった「AYAKARNIVAL 2019」。佐々木彩夏自身が、2020年新しい時代を切り開く可能性のあるアイドルグループ(結成5年以内)を観てもらう場所を提供するという趣向。そんな中、HUSTLE PRESSが=LOVE好きと知ったスターダストプロモーションからの電話。そして今……。前回からの続きをご覧ください。
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(=LOVEのメンバーと佐々木彩夏も座る)
佐々木「じゃあ、みんなでお話ししようよ。大人たちの話だけじゃつまらないでしょ?」。
川上「言うてもあの人10年やってますから」。
佐々木「いやいやいやいや」。
――3年目を迎えた自分たち(=LOVE)として何か質問があれば、せっかくだから佐々木さんに答えてもらおうよ。
メンバー「えーーーーーー!」。
佐々木「そんな私なんかに聞かなくても、すごいプロデューサーがいらっしゃるじゃないですか」。
――3年目に自分が抱いていた気持ちであるとか、例えば将来への不安がもしかしたらあったかもしれないし。
佐々木「それはあるよね。それはいつになってもある。でも、あるのが正常なんじゃないかなって……。なかったらやりがいもないもんね。そうやって不安だから頑張ろうって思えたりとかすると思うんで」。
――その3年目のときに実際何が一番不安だった?
佐々木「3年目のときに何が不安だったか……?」。
川上「4人の中だったら、あーちゃんが一番不安に思ってたよね?」。
佐々木「不安だなって気持ち?」。
川上「そう。将来的な」。
佐々木「逆に3年目は、私はまだ中3とかだから、それよりもうちょっとしてからのほうが不安。高校3年間とかのほうが、これからどうしようかなって思ってたかもしれない」。
――あの頃って、20数歳になってアイドルをやっているって現状はなかったしね。
佐々木「たしかに。今はあるもんね」。
――今って、20代後半でもアイドルっていう状況だね。
佐々木「はい。うちも頑張ってますから。26歳が(笑)」。
――ももクロが切り開いてくれてるからね。
佐々木「いやいやいや。でも、でんぱ組.incの子が結婚したりとか、Negiccoの子とかが結婚したりとか、そうやって先輩が道を切り開いてくれるのは嬉しいよね。でも、私の3年目は『労働讃歌』とか、なんでこんな衣装を着なきゃいけないんだろうっていう年だったかもしれないですね」。
――(笑)。なるほどね。それは暗に川上アキラに対してね。
佐々木「全然衣装がかわいくなくて、頭にネクタイを巻かされたりとか、半袖半ズボンのスーツを着させられたりとか……。あと、わけのわかんないプロレスの振り付けとか」。
――(笑)。言われてますよ。自分の趣味を持ち込むなって。
川上「それは大事なんだよ」。
佐々木「いま思えばね。それがちょっと話題になったりとかもしたからあれだったけど。そういう葛藤もあったかもしれないですね」。
――HUSTLE PRESSでも去年の今ぐらいからいろんな企画を=LOVEさんとやらせていただくようになって、初めはすごく秋元康系だと思ってたんだけど意外と別物で。
佐々木「そうなんだ。やっぱ坂、48とは違うんだ」。
――あくまでCDを出してるのがソニーで、座組とかはソニーさんが作るから、握手会の方法とかが同じだったりはするけれど、指原さんが王道であり且つ個性的なメンバーを選んだイメージが強く別物でした。むしろ個性的という意味ではももクロに似ている気も……。
佐々木「おっ。それは嬉しいか嬉しくないかわかんないけど(笑)」。
メンバー「嬉しいですけど、そんな」。
――僕自身、初めは代々木アニメーション学院さんがグループを作るってことで、=LOVEはアニメ好きの女の子たちが集まったんじゃないかとか、声優グループなんじゃないかとか、ちょっとわからなかったところがあったのも事実。だけど、今となっては、実は2020年を前に正統派アイドルを継承していくグループだと確信しています。
佐々木「それは私も思う。でも……3年目からあんなにかわいい衣装が着られて羨ましいなぁ」。
――3年目に何でプロレスでコラボするんだとか(笑)?
川上「泣いて訴えましたからね。『こんな振りをするのは嫌だ』とか」。
佐々木「そう。コマネチを振り付けに入れるっていうので、やりたくないって。『私はコマネチがやりたくてアイドルになったわけじゃない』って、泣いて『嫌だ』って言って……。でも多数決で負けて謝りに行くことになって、メンバーに『さっきはごめんなさい』って言って(笑)。ママに電話したら『謝りなさい』って言われて、それで、みんなに謝りに行くっていう(笑)」。
――確か多数決で負けたって言ってたけど、何対何で?
佐々木「5対1で負けたんだよ」。
=LOVEメンバー「ああぁぁぁ」。
佐々木「みんなは別にやってもいいみたいな、そういう感じで」。
川上「それに意味があることも理解していただいて。皆さんにとっての指原さんみたいなのが、彼女にとってはお母さんだから」。
佐々木「(笑)」。
川上「お母さんの作品ですから(笑)」。
佐々木「いやいや(笑)」。
――そうだよね。そういう意味では、THE・アイドルっていうところの、それこそももクロのアイドルっていうポジショニングを獲得してるから。お母様さすがです。
佐々木「そこで精神を保つしか(笑)」。
――今となっては、「AYAKA NATION」っていうソロコンサートで、横浜アリーナを満杯にするわけですよ。だから、そういう意味ではすごいよね。僕は1回しか行ってないんだけど。
佐々木「(笑)。ひどっ」。
――映像資料で見る限り、もうピンクでね。
川上「映像資料で見る限り(笑)」。
佐々木「映像で見る限りね。そうそう」。
川上「ぶっちゃけ、ももクロのライブそんなに観たことないでしょ?」。
――僕は「春の一大事」と……。
佐々木「なんで『春の一大事』来るの(笑)?」。
――「春の一大事」と、冬の最後の「ももクリ」。このふたつだけは行こうと思ってる。なんで夏は行けなくなっちゃったかって言うと、味の素スタジアムで熱射病になったから。まず、ももクロのコンサート、長いの。
佐々木「苦情だ(笑)」。
――4時間とかやるのよ。
=LOVEメンバー「えー!? すごい!」。
――真夏だよ。真夏に屋外のスタジアムだから熱射病になっちゃったんだよね。気持ち悪くなっちゃって途中で帰ろうと思ったんだけど、「あ、しまった車が隣の駅だ」ってなって……。ももクロさんの場合、他のアイドルと違って車で来るファンの人が多いのね。地方からもモノノフさんたちが車でいらっしゃるので。それで何が言いたかったのかって言うと、普通だと、例えば近くに車を停めておけるんだけど、味スタの周りが全然空いてなくて、府中かなんかに停めて、そこの車までたどり着くところでもう気持ち悪くて……。その気持ち悪い状態でまた帰るわけじゃない? それがトラウマになっちゃって……」。
佐々木「はっはっは!」。
――いつも取材とか撮影のときに夏コンサートの話になると「今年はこういう趣向でやるんだよ!」とか「今回はこういう演出で日本中の祭りを集めて……」とか聞くと、今年もまたこれは長いなと思って……。
川上「そこじゃないんでしょ? アイドルファンが見たいものは」。
――好きなグループが目の前にいるだけで幸せだよ。ただ熱中症の恐れが……。
佐々木「(笑)」。
川上「そういうのは坂道さんではないもんね。世界の祭りが出てくるとか」。
――ありません。
川上「はははは!」。
――そこはもうズバッとくる、冬の「ももクリ」と「春の一大事」。ここは行こうと思ってて。だから、全然観てないわけではない。
川上「全然観てないというのは心外だと」。
――そうなの。
川上「すみませんでした。謝ります」。
佐々木「ライブの最中ずっとマラソンランナーが走ってるもんね」。
=LOVEメンバー「え!?」。
佐々木「夏のライブの6曲目ぐらいに『よーい、スタート!』ってやって、ハーフ20㎞をライブ中に完走されて。
=LOVE「え!?」。
――ももクロさんはマラソン好きなんだよ。あ、ここにもマラソン好きの子がいた(笑)!
佐々木「そうなの? 誰、誰? 走ってよ!」。
=LOVEメンバー「(笑)」。
――瀧脇さん走ってみる?
瀧脇「走りたいです」。
伊藤「なくはないと思いますよ(笑)」。
川上「いろんなものに興味を示すことを伊藤さんが考える」。
佐々木「えー! すごい」。
伊藤「瀧脇はこの前、横浜マラソンを走ったんですよ。年齢的にまだフルは走れないんですよ。まだ17歳なんで」。
佐々木「でも、フルを走れる年齢になったら走りたいなって思ってるの?」。
瀧脇「はい。思ってます」。
――僕も瀧脇さんと「僕はそもそも登山とマラソンは絶対したくないタイプ」って話をしたら、彼女はしたいんだって。
川上「あーちゃんはマラソン、速くないの?」。
佐々木「やったことない。やりたい」。
――マラソンやりたい人そんないるの(笑)?
川上「瀧脇さんは運動神経はいいの?」。
瀧脇「はい」。
伊藤「みんなで山を登ったことがあるんですけど、ダントツで登るのが速かった(笑)」。
佐々木「へ~。じゃあ『グレートトラバース』にも出て(笑)」。
川上「ゲストにね」。
佐々木「私、山登りの番組もやってるの」。
=LOVEメンバー「えー!」。
川上「NHKでね」。
――まさに瀧脇さんに最高の番組ではないですか。
川上「古ちゃん『グレトラ』に聞いておいて」。
佐々木「田中陽希さんっていう男の人がいて、その人が日本を徒歩と、本州と四国を渡るときは、カヤックだけで百名山とか二百名山とか三百名山ってあって、それを全部、山と山との間も歩くんだよ」。
瀧脇「え? すごい……」。
佐々木「山登って、次の山まで歩いて移動して山登って、また次の山まで移動してって……」。
瀧脇「えー!」。
佐々木「それをやる番組があって」。
川上「業界視聴率が異常に高い」。
――雑誌でも「山と渓谷」っていうものがあるぐらいだからね。
佐々木「その人は、それを1年とかかけて回ってて、この間の回は、免許の更新の期間があれだからとか言って、どっかから免許のためだけに1回こっちに歩いて帰ってきて、もう1回戻ってとか……」。
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