けやき坂46 かけのぼるまでまてない! 東村芽依
PHOTO=堀内亮 STYLING=松島美紀(MARU)
HAIR&MAKE=チエ(kind) TEXT=斉藤貴志
キラキラどっち?
今回のターゲット
東村芽依
初の単独ライブも盛況に終わったひらがなけやき。ガッツリ踊っていた東村芽依が連載二巡目の登場。今回も目力バッチリ、雰囲気ゆったりで、いっそうグラビア映えしました。
――連載二巡目の“キラキラ”に関するインタビューで、「ひらがなけやきでキラキラしているメンバー」を聞いてますが、佐々木久美さんと潮紗理菜さんが芽依さんを挙げていました。「笑顔がかわいい。周りが明るくなる」とのことで。
「えーっ? うれしい。やった(笑)!」。
――芽依さんは、ひらがなけやきでは誰がキラキラしていると思います?
「潮紗理菜ちゃんです。普段もそうだし、パフォーマンスをしているときとか、笑顔がめっちゃキラキラしています。オーディションのときから『きれいな子やなー』と思ってました」。
――ひらがなけやき以外では、キラキラしていると思った人はいますか?
「乃木坂46さんのライブを観に行ったときは、皆さんキラキラしていました。初めて観たのが神宮球場で、さいたまスーパーアリーナでのバースデーライブはスタンドの1列目から観たんですけど、めっちゃ感動しました。あと漢字欅さんでは、渡邉理佐さんの顔の小ささがすごかったです」。
――では、芽依さんのキラキラした思い出というと?
「中学のとき、部活でやっていたカラーガードの大会や発表です。うちの中学はだいたい毎年全国大会に出ていて、私のときも出ました。関西大会では金賞で、全国では金賞か銀賞か。それぞれの賞に何校か選ばれるんです」。
――すごいじゃないですか。練習もハードだったんでしょうね。
「毎日やってました。学校の日は授業が終わってから夕方まで。夏休みは朝から夕方まで。あと、朝練もやりました。7時ごろから」。
――早起きはしんどくなかったですか?
「毎日やっていくうちに、習慣になった感じです。でも、寝坊したこともあります。何回か寝坊しちゃって、『次に寝坊したらメンバーから外す』と言われて、そこからは1回もしなかったです。目覚ましをいっぱいかけて(笑)」。
――やっぱり大会に出られる人と出られない人がいるんですか?
「全員でやるところは必ずあるんです。でも、ライフルや旗は選ばれたメンバーがやって、オーディションもありました」。
――芽依さんは「欅って、書けない?」で披露したライフルが得意だったとか?
「はい。ライフルをやってました。私は中1の最初にちょっとだけ他の部活にいて、途中からカラーガードに入ったんですけど、1年生はまず旗からやって、そのときは私はなかなか出られなくて。4楽章あって全部出た子もいるんですけど、私は全員で出るところと、あと一つぐらい。1年生の後半にライフルになってからは、ずっと出ていました」。
――ライフルが合っていたんですね。
「そうなのかな? ライフルのほうが好きでした。みんなも『ライフルをやりたい』という感じがあって、まずライフルのメンバーが先に決まるんですけど、私は選ばれてました」。
――ちなみに、最初は何部に入ったんですか?
「卓球部でした。もともと卓球かカラーガードかで迷っていて、卓球にしたんですけど、やっぱりダンスが好きやから、カラーガードのほうが向いているかなと思って移りました」。
――カラーガードの練習でくじけそうになるときもありました?
「基礎はしんどかったです。自分の身長より高くて重い旗を100回回したり。ライフルも100回回して、誰かが落としたら1からやり直しとか、腕立て伏せとか。でも、部活はめっちゃ楽しかったです」。
――全国大会はどこでやったんですか?
「さいたまスーパーアリーナです」。
――おーっ。すでにさいたまスーパーアリーナの舞台に立っていましたか。どんな気持ちになりました?
「めっちゃ緊張しました。1年生から3年生まで3年出たんですけど、むしろ3年生のときのほうが緊張しました。やっぱりライフルは、トスという技で上に投げて、落としたら減点されちゃうので。でも、落としたことはなかったかも。キャッチしたときの達成感はすごいです。『よし! やったー!!』ってなります」。
――じゃあ奈良から行くのも、修学旅行的な気分ではなく?
「全然なかったです。バスのなかでも、みんなでカウントして振りを合わせたり、ビデオを観て確認してました。前の日もいっぱい練習して、当日も朝から練習して本番……という感じで」。
――自分自身が一番キラキラしていたと思うのも、カラーガードの大会のとき?
「そうです。でも、高校も楽しかったです。中学ではずっと部活をやっていたので、『高校生やし遊びたいな』と思って帰宅部になって、友だちといっぱい遊びました。あっ、帰宅部じゃなくて、茶道部だった(笑)。でも、それは週1回だったので」。
――友だちと遊ぶときは、どんなところに行ってたんですか?
「放課後に大阪の遊園地に行ったりしました。ホラーのイベントがめっちゃ楽しくて。怖いんですけど、面白い。友だちとキャーキャー叫びながら、やってました。あとは映画を観に行ったり。でも、カラーガードも続けてました」。
――どんな形で?
「中学の卒業生のチームです。全国大会にも一般の部で出てました。中学ではマーチングだったんですけど、カラーガードだけのチームでした」。
――高校の行事の思い出もあります?
「2年生のときにダンスをやりました。1年生は作品を作る、2年生はダンス、3年生は模擬店となっていて」。
――ダンスではやっぱり中心になっていたんですか?
「中学のカラーガードで踊ったことのある『ペコリナイト』と、NMB48さんの『ドリアン少年』をやって、みんなに教えてあげました。でも、教え方がヘタすぎて(笑)、たぶんわかりにくかったと思います」。
――他のことでもクラスを引っ張ったり?
「いや、ないです(笑)。ダンスのときだけです」。
――その高校も3月で卒業となりました。
「卒業式は泣かなかったです。絶対泣くと思ってたんですけど、涙が出なかった。むしろ笑顔でした。何でやろ(笑)?」。
――周りが泣く雰囲気ではなかったから?
「泣いてる子もいました。私も友だちに『東京に行っても頑張ってね。寂しいけど』と言われたときは、泣きそうになりました」。
――これから芽依さんがキラキラするために、どんなことを頑張っていきますか?
「ダンスを頑張ってます。いろいろな曲に合った表情ができるように」。
――「不協和音」のペアPVは、高瀬愛奈さんと撮りました。
「普通にまなふぃとお出掛けした感じで、楽しかったです。自然な感じやと思います」。
――同い年であり、ともに関西出身ですが……。
「東京に行くときとか、一緒にいる時間は長かったんですけど、お互い人見知りなので、めっちゃしゃべるわけではないです。オーディションのときも席が隣りで、周りは結構隣りの子と話していたのに、私とまなふぃは誰ともしゃべってなくて(笑)。私の左にまなふぃ、右に佐々木久美ちゃんがいて、久美ちゃんが2人に『何歳?』とか話し掛けてくれて、3人でしゃべったりはしたんですけど、私とまなふぃの会話はありませんでした(笑)」。
――逆に会話がなくても、居心地が悪い感じではないとか?
「もちろん。全然大丈夫です」。
――春にもなって今、何か楽しみにしていることはありますか?
「メンバーと『遊園地に行こう』と話しています。小さい頃に家族と東京に来て行ったことはあるらしいんですけど、全然覚えてなくて。シェリーメイというキャラクターが好きなんです。名前が“メイ”で一緒なので(笑)。最近はメンバーにもシェリーメイと呼ばれているので、会いたいですね」。
東村芽依(ひがしむら・めい)
ニックネーム:めいめい
生年月日:1998年8月23日(18歳)
出身地:奈良県
血液型:O型
けやき坂46(ひらがなけやき)
【CHECK IT】
乃木坂46に続く“坂道シリーズ”第二弾として結成された欅坂46の新グループ。別称・ひらがなけやき。そのオリジナル曲「僕たちは付き合っている」が収録された欅坂46の4thシングル「不協和音」が発売中。それに伴う握手会も開催。Zeppツアーを敢行中。次回は5月31日(水)Zepp Nambaでの開催。冠番組「欅って、書けない?」(テレビ東京/日曜24:35~)が放送中。初のラジオレギュラー番組「欅坂46 こちら有楽町星空放送局」(ニッポン放送/金曜24:20~)がオンエアー中。
詳しい情報は欅坂46公式サイト