PICK UP IDOL ロッカジャポニカ
PHOTO=石垣星児(BLOCKBUSTER) INTERVIEW=小山内凛
悲願の1stアルバム発売!”〇〇な曲”座談会とともに
11月26日の日本青年館ライブへの意気込みを語る
――1stアルバム「Magical View」がリリースされたということで、今回はそれぞれが思う“〇〇な曲”を3つほど聞きたいと思います。最初は“かわいい曲”。「せーの」で5人一緒に答えてもらいましょう。せーの!
高井・平瀬「『Chillっ子同盟』!」。
内藤・椎名「『ASTRO GIRL』!」。
内山「『放課後アフタースクール』!」。
――3つに割れました。まずは「Chillっ子同盟」を選んだ2人から理由を聞きましょうか。
平瀬「えっと……」。
高井「ちぃちゃんがかわいいからだよね? ありがとう」。
平瀬「そ、そういうことだよ(棒読み)」。
椎名「何そのコント(笑)」。
平瀬「なんかほんわかしていて、いい味でゆる〜い感じがかわいいなって」。
高井「わかる。サビの音程とか、メロディーラインがすごくかわいいです。かわいくチルってる」。
――“チルってる”とは?
高井「『リラックスしてる』っていう意味です!『みんなでチルっちゃおうぜ!』じゃなくて、『ほらね!チルっちゃおう』っていう歌詞とかがかわいくて」。
平瀬「歌詞の言葉選びが良きかと」。
内山「なんで急に東大生みたいになったの(笑)」。
平瀬「『ポテチ』が歌詞に入ってたり、『ゆるゆるもいいよね』っていう歌詞がいいなって」。
高井「あと、『緩急つけなくちゃ』とか。歌詞の語尾の感じもかわいいです」。
――るんぱんとるったんは「ASTRO GIRL」。
内藤「女の子って感じです。キラキラしていてかわいい」。
椎名「歌詞に出てくる『乙女』っていう言葉を聞いただけでかわいいなって思います」。
内藤「あみぽんがセンターなんですけど、2番のBメロ最後の『間違いなく私!』っていう歌詞のところがかわいい!」。
内山「あっ、ありがとうございます(照)」。
――そんなあみぽんは「放課後アフタースクール」を選びました。
内山「この曲には、私的にロジャポの中で3本の指に入るくらいかわいいと思う振り付けがあるんです。イントロとかサビ終わりに、5人で揃って『放課後Magic』って歌いながら揺れる振り付けがめちゃくちゃかわいいんですよ。そこをライブで見てほしいなって思います」。
――では続いて、“テンションが上がる曲”でいきましょう。せーの!
内山・平瀬「『ぶっちぎりデイズ!!』!」。
高井・椎名「『教歌SHOCK!』!」。
内藤「『OVERTURE』!」。
――またもや3つに割れましたね。あみぽんとみぃちゃんは「ぶっちぎりデイズ!!」。
内山「もう、ぶっちぎってますよ」。
平瀬「『眠いな〜』から始まるところがいい。朝聴くとテンション上がります」。
内山「最初からドンって感じでアクセル全開だとついていけないけど、どんどん上がっていってサビでバーンって最高潮になる感じが好きです」。
平瀬「歌詞が前向きなところもテンション上がるし」。
――誰もいないところで聞いたらどうなる?
平瀬「私は歌っちゃいますね」。
内山「私は歌わないかな〜」。
高井「裏切った(笑)」。
内藤「みぃちゃんがんばって!」。
平瀬「え、でも私は普通にそういう子なんで。人がいても気にしないし、駅のホームとかでも普通に歌っちゃう」。
――それは変わっていますね(笑)。
平瀬「普通ですよ、普通」。
――続いて「教歌SHOCK!」を選んだ2人は、理由を教えてください!
高井「私、登校するときにロジャポの曲をよく聴くんですけど、『教歌SHOCK!』が一番テンション上がるんです。後ろの音も豪華だし」。
――登校中に聴いたら「よっしゃ、勉強がんばるぞ!」っていう気分になる?
高井「な、なりますね」。
内山「絶対ならないでしょ(笑)」。
高井「あと、『教歌SHOCK!』をライブでやってるときの“ビジョン”を思い出すとテンション上がります。オトモダチ(ロジャポのファンの呼称)もこの曲でテンション上がってくれるから、そういう“ビジョン”を思い出して……」。
内藤「“ビジョン”って、さっき覚えた言葉なんです(笑)」。
高井「“ビジョン”を思い出しますね(ドヤ顔)」。
椎名「私は、みんなが早口でがんばってるのがおもしろくて、それを聴いてるとテンション上がります」。
内山「るったんも歌ってるよ!」。
――どんな感じでテンションが上がる?
椎名「え、内側に秘めてます(笑)」。
高井「歌ったりはしないの?」。
椎名「あ〜、それはしないかな。みぃちゃんの視点からいうと普通じゃないのかも」。
――それが普通で合っていますけどね(笑)。そして、1人だけ「OVERTURE」を選んだのはるんぱん。
内藤「ライブ前に自分がファンの人だとしたら、開演直前って音が小さくなって暗くなるじゃないですか。そこから光と一緒に『OVERTURE』が流れ出すと『うおー!』っていうテンションになると思うんです。で、普段聴いてるときもそんな感じ。あと、自分たちもライブ前は緊張してるけど、この曲が流れた瞬間に『やるぞやるぞ! 気合い入れるぞ!』って強制的にテンション上がります」。
内山「『OVERTURE』を聴くとドキドキしてくるから、そういう意味でも確かにテンションは上がるかも」。
――ライブ前の“ビジョン”が。
高井「浮かびますね」。
それでは最後に、“エモい曲”を答えてもらいましょう。せーの!
高井・平瀬「『だけどユメ見る』!」。
内山・内藤・椎名「『歌いたいのうた』!」。
――見事に2つに分かれました。
高井「めっちゃ迷いました〜(泣)。『だけどユメ見る』は、『Road to 1000』を合言葉にして恵比寿LIQUIDROOMを埋めるためにがんばってた3rdツアーのリード曲だったから、その目標に向かってるときの自分たちのいろんな思いがそのまま歌詞になってるんです。応援曲だけど、あえてネガティブな歌詞を入れてみんなが共感できる曲にもなっています。そしてやっぱり、これを聴いてると恵比寿LIQUIDROOMのライブを思い出しますね。そのときの“ビジョン”が頭に浮かんできます」。
平瀬「人の心情をすごくよく表してる歌詞なんです。ほとんどの人って、一回暗くならないと前向きになろうって思えないんですよ。誰しもがそうだと思えるような歌詞がキレイに並べられてるんです」。
――残りの3人は、「歌いたいのうた」を選びました。
内山「私もすっごく悩んだんですけど、『歌いたいのうた』はずっと一緒に寄り添ってきた曲で、この曲を歌っていろんな景色を見てたから、思い出すことが多すぎて。『だけどユメ見る』も『わたしの地図』もエモいし涙が出そうになるけど、一番涙腺に反応が起きるのは『歌いたいのうた』です」。
内藤「私もそうだよ。イントロで泣いちゃう」。
高井「歌えなくなっちゃうじゃん」。
――「歌えないのうた」ですね(笑)。
内藤「それはダメだ(笑)。『歌いたいのうた』は、聴いてるだけで本当にいろんな光景がフラッシュバックしてくるんです。初めて披露したときはこうだったとか、あのときはこうだったとか。思い出が一番多い曲で、その分だけこの曲に対する思い入れもずっしり重くなってます」。
椎名「私の中で『歌いたいのうた』は、初心を忘れないための曲なんです。ライブで歌ってるときに、最初の頃を思い出しながらまわりを見ると、『うわ〜』っていう気持ちになるというか……」。
高井「そうだよね。もう選べないよ、これ。1つに選んじゃいけない」。
平瀬「そうそう、『歌いたいのうた』は外せないもん」。
――1つに選ばせちゃってすみません……。
高井「ロジャポができたのはいいものの、オリジナル曲がなくて自分たちでカバー曲をいっぱい練習したり、いろいろ意見がぶつかったりしてどうしようもなくなってたときに、『オリジナル曲ができました』って言われて光が差し込んだんだよね。そのときのうれしさが蘇ってくる」。
――そういう意味では、そんなオリジナル曲がここまで増えて、こうしてアルバムを出せるまでに至ったことってすごくエモいんじゃないですか?
内山「エモエモです」。
平瀬「『もうアルバム出していいの!?』って感じだよね」。
高井「またセトリ組むときに迷っちゃうよ」。
平瀬「ありがたい悩みだ」。
“見てるだけでも楽しい”ライブをできるように
パフォーマンスを磨かなきゃ
――アルバムタイトル「Magical View」は直訳すると「魔法の景色」ですが、もし一つだけ魔法を使えるとしたら、どんな魔法を使ってみたいですか?
内山「魔法をたくさん使えるようになる魔法!」。
高井「それはズルい!」。
――そういうのは無しの方向でお願いします(笑)。
高井「私は、目があった人みんなが、ロッカジャポニカを好きになる魔法」。
内山「あー怖かった〜。『みんなぼんじり』って言うかと思った(笑)」。
――ぼんじり?
内山「ちぃちゃんはぼんじりが好きだから、『目が合った人みんなが、ぼんじりになる魔法』って言うかと思った」。
高井「いやいや(笑)。あ、でも、やっぱり魔法は使いません! 自分たちの力でロッカジャポニカを好きにさせます。だから今のは無しで(笑)」。
平瀬「私は、時間を巻き戻せる魔法かな。昔に行ってみたい。歴史上の人物に会ってみたいです。あと、どうやって地球が出来たかも気になるんですよ。1億年以上も前から地球が出来上がってるんですよ。神様って宇宙から作ってるの? それとも地球の中にしか神様は存在しないの? そもそも神様って存在するの? それから……」。
――これって最後まで聞いたほうがいいですか(笑)?
内山「もう大丈夫だと思います」。
高井「いつも急に始まるんで(笑)」。
内藤「『地球は……(以下略)』にしといてください!」。
平瀬「いや、まぁもういいんですけど……」。
内藤「こっちの方が『もういいよ!』だよ(笑)」。
椎名「私は、なんでも短時間でできるようになりたいから、時間を短縮できる魔法を使えるようになりたい。面倒くさがりなんですよ。基本、やらなきゃいけないことは全部時間を短縮して、余った時間を全部ゲームの時間に充てたいです」。
内藤「好きな場所へ一瞬で行けるようになる魔法がいいなぁ」。
平瀬「どこでもドアだね」。
内藤「そうそう。寝坊して遅刻しそうなときでも平気だし、好きな場所にも行きたいし、あっちの世界にも行きたいです」。
内山「怖いんだけど……(汗)」。
内藤「あ、二次元のことね(笑)。アニメの世界に入りたい」。
内山「私は悩んだけど、寝なくても生きていける体になれる魔法。寝るのは気持ちいいし大好きだけど、休みの日に昼とかに起きると『もったいない』って思っちゃうんです。あと、常にやりたいことが多すぎて……。映画も観たいし、絵も描きたいし、ダンスの練習もしなきゃだし、テレビも観たいし……。1日にやりたいことが多いから、寝なくても大丈夫な体になったら毎日やりたいことを全部できるなって。睡眠を知らない人間になりたいです」。
――すごく実用的な魔法ですね。
内山「1000円札とか、お札の人になるのもいいなって思ったんですよね。でも、魔法でなるのはちょっと違うかなって。『この人何した人なの?』ってなっちゃいそうだし」。
高井「私は、声を自在に変えられる魔法がいいです。声をかわいくしたいんですよ」。
――味があっていいじゃないですか、千帆ちゃんの声って。
高井「なんか、天然水に異物が含まれてるみたいな自分のハスキーボイスが嫌いで。だからかわいい声に憧れてるんです。でもいつかはハスキーボイスが恋しくなるかもしれないから、いつでも自由に元に戻せるようにしておきたい」。
――誰の声になりたいとかは、あるんですか?
高井「いいなって思うのは、たこやきレインボーのさきてぃ(清井咲希)さんの声。いつ聞いてもかわいくて、アイドルの声って感じがしてうらやましい」。
内藤「確かに、聞いてるだけで浄化されるよね」。
内山「私はいいと思うけどなぁ、ちぃちゃんの声。……って、なんですかこれ(笑)」。
――フォローありがとうございます(笑)。では最後に、11月26日に控えた日本青年館でのライブの意気込みを「魔法の景色を見たいです」という締め方なしでお願いします!
内山「なんでそんな意地悪するんですか!(泣)」。
――よろしくお願いします!!
椎名「この前、青年館の下見に行ったんです。今まではオールスタンディングだったけど、今回は全席指定だから何人くらい入るのかっていう想像がついたし、どれくらい客席と距離があるのかっていう想像もつきました。だけど、まだ自分がそこに立って歌って踊ってるっていう想像ができないんです。だから、その想像ができるように、残りの時間でがんばろうと思います」。
高井「私、スターダストのアイドルの先輩方が大好きなんですけど、その先輩方がみんな立ってきた日本青年館というステージに自分たちが立てるっていうことがめちゃくちゃうれしくて……。だから、私たちも観に来てくれたオトモダチも、みんなが絶対に忘れることのない歴史的なライブにしたいです」。
内藤「ロジャポ単独では、ホールライブって初めてなんです。ライブハウスだと、後ろの方でステージが見えなくてもなんとなくの雰囲気で盛り上がることができるじゃないですか。でも、ホールって自分の席があるから、ふとステージを見入ったりする瞬間があると思うんですよ。2階席のお客さんとかは特に。だから、観に来てくれた人が見入ったときにグッとくるようなパフォーマンスをできるようにがんばります!」。
平瀬「青年館に立てる人って、限りがあるじゃないですか。そう考えると、私たちってすごいチャンスをいただいたんだなって思うんです。だから私たちは、その『日本青年館』っていう名前に見合うようなパフォーマンスをしなきゃいけないし、お客さんにもそれだけ成長した姿を見てもらいたいなって思います。距離が遠くても“伝わる”ライブ作りをしたいです」。
内山「初めてのホールライブだから、観に来てくれた方にはいろんな楽しみ方をしてほしいです。一緒にコールしたり踊ったりもしてほしいし、観てくださるだけでも全然いいです。理想は“観てるだけでも楽しい”が最強で、そのレベルのライブで一緒にコールしたり踊ったりしたら、またもっと楽しくなると思います。だから、“観てるだけでも楽しい”ライブをできるようにパフォーマンスを磨かなきゃなって思います。あとちょっとの時間でスポンジのようにたくさん吸収して、この日は青年館が『宇宙一幸せだ』って思ってもらえる場所にします!」。
ロッカジャポニカ
スターダストプロモーションが送り出す特殊部隊こと3B juniorから飛び出した、内山あみ・内藤るな・椎名るか・高井千帆・平瀬美里からなる5人組ユニット。ロッカジャポニカ(ROCK A JAPONICA)の名前には、“日本をROCKする(揺り動かす、刺激する、感動させる)”との意味が込められている。2016年1月27日にシングル「ワールドピース」でメジャーデビュー。2017年1月より“武者修行”という形で、3B juniorから一時的に離れロッカジャポニカ単独での活動に専念している。
【CHECK IT】
11月15日(水)に1stアルバム「Magical View」が発売! 11月26日(日)に日本青年館にてワンマンライブ「Magical View キセキとキセキの物語」を開催。12月21日(木)に渋谷TSUTAYA O-EASTにて開催される「GIRLS ROCK」に出演。ラジオ番組「目指せてっぺん!しゃべろっか ジャポニカ!」(FM NACK5/日曜16:45~「カメレオンパーティー」内)に出演中。
詳しい情報はロッカジャポニカ 公式サイトへ
内山あみ(うちやま・あみ)
生年月日:2000年1月17日(17歳)
出身地:神奈川県
血液型:A型
内藤るな(ないとう・るな)
生年月日:2000年12月23日(16歳)
出身地:東京都
血液型:O型
椎名るか(しいな・るか)
生年月日:2001年7月28日(16歳)
出身地:北海道
血液型:不明
高井千帆(たかい・ちほ)
生年月日:2001年11月20日(15歳)
出身地:東京都
血液型:B型?
平瀬美里(ひらせ・みさと)
生年月日:2002年8月6日(15歳)
出身地:千葉県
血液型:AB型
「Magical View」
初回限定盤A(CD+Blu-ray)¥4,500
初回限定盤B(CD+CD)¥3,500
通常盤(CD)¥2,500