PICK UP IDOL SUPER☆GiRLS
PHOTO=河野英喜 INTERVIEW=斉藤貴志
新曲「片想いのシンデレラ」を発売
ミュージカル調の青春恋愛ソング
――夏フェスのステージを観ると、新体制7カ月でのスパガの盛り上がりは予想のかなり上を行ってました。
渡邉幸愛「4期の努力が大きいと思います。自分が加入したときを考えても大変なはずなのに、常に努力していて、ふと見たら楽屋と離れたところで練習してたり」。
井上真由子「イベントで緊張しちゃうので、その前に細かいところをチェックしたりしてます」。
渡邉「そういう姿を見ると自分も頑張ろうと思うし、まだ未熟でも全力でやっているのはファンの方に伝わっているみたい。『今のスパガが好き』と言ってくれる人がどんどん増えてます。それが嬉しいし、私は6年目ですけど、今が一番楽しく活動できてます」。
樋口なづな「ステージに出てファンの方と目が合ったりすると、自然に緊張が飛んで楽しさだけになります」。
――なづなさんは歌唱力を発揮してますが、どう磨いたんですか?
樋口「歌に限らず負けず嫌いで、出会った人の良いところを吸収してます。歌での目標はモーニング娘。さんの小田さくらさん。本当に感動するので、何度も小田さんの歌を聴いて、マネではないですけど『こう歌ったら、こう聞こえるんだ』と勉強してます」。
――リーダーの幸愛さんは“さん”付けと敬語を禁止にしたそうですね。
渡邉「夢梨たち3期は敬語期間が長かったので、なかなか“さん”が取れませんけど、4期の真由ちゃん(井上)が『幸愛ちゃん』と呼んでくれるようになりました」。
井上「同い年だし、何度も“さん”ではなくていいと言ってくれたので、あつかましいんですけど、『幸愛ちゃん』と呼ばせていただいてます」。
渡邉「坂林佳奈はいきなり『幸愛』と呼び捨てになりました(笑)。彼女はほとんど敬語もなくなってます」。
――7月の夢梨さんの誕生日にメンバーがおめでとうコメントをつぶやいていた中、なづなさんは夢梨さんが「一番印象が変わった」とありました。
阿部夢梨「どう変わった?」。
樋口「初めて長時間一緒にいたのが『コングラCHUレーション!!!!』のMV撮影で、夢梨さんはテスト期間で1人で机に座って勉強していたんです。密着のカメラマンさんに言われて近くに行ったら、まだ4期との距離が縮まってなかったこともあって、気まずい空気が流れました(笑)」。
阿部「フフフ(笑)」。
樋口「でも、淡路島ロケで夢梨さんとお風呂に入ったら楽しくて、メンバーの関係を越えた会話もできるようになりました」。
阿部「裸のつき合いからね(笑)。私のほうも最初から4期にズカズカ入るのも慣れ慣れしいと思って、引いて様子を見ていたんです。なづちゃん(樋口)とは2人でカレードリアを食べに行ったし、また遊ぶ約束もしています」。
――真由子さんも幸愛さんの飲みにつき合ったり?
井上「私はお酒があまり飲めないので、まだちょっと幸愛ちゃんに立ち向かえません(笑)」。
渡邉「別に飲ませたりしないから(笑)」。
――新曲「片想いのシンデレラ」は、学校帰りに好きな男の子と一緒に帰ろうとする歌で、「女優になれる魔法」で誘おうとしてます。そんなふうに、演じるつもりで何かをすることはあります?
渡邉「ライブで『私はスーパースター』という気持ちでステージに立ちます。小さい頃からバレエをやってきて、舞台でキラキラしている人は自分に自信を持っていたんです。だから、私もステージでは『今の私は誰よりも輝いてる』と、自分に魔法をかけます」。
阿部「私は映画を1本観たら、主人公になり切るクセがあります(笑)。感動的な映画の後はずっと泣いてたり、アクションなら自分がスーパーヒーローになった気分で、『敵はいないか?』みたいな感じで帰ります(笑)」。
井上「私は演じるのが苦手で、ウソをついてもすぐバレちゃう(笑)。だから、常に素でいるようにしています」。
樋口「授業中に眠くてカクッとなると、寝てない演技をします(笑)。目をつぶって考えていたように見せかけて、背筋を伸ばしたり(笑)」。
――幸愛さんは「咲-Saki- 阿知賀編」などで実際に女優業もしました。
阿部「普段と声が全然違ってました」。
渡邉「かわいらしい役だったので、声もイメージに合わせて作りました。『咲-Saki-』で私を知った人には、逆に『こんなに声が低いの?』と驚かれます(笑)」。
――この曲は夢梨さんがセンターでフィーチャーされて、「あざとくWink」というフレーズもあります。
阿部「実は私、ウインクができません(笑)。やろうとすると両目をつぶっちゃう。自称“あざとい”というわりに、アイドルをやってないときは全然あざとくなくて、スイッチを激しく切り替えます」。
――幸愛さんが以前、第4章のスパガに「あざとい四天王ができた」と話してました。
渡邉「あざとさの種類が違うんです。夢梨はキャラクターとして成り立つあざとさ、蛍はガチであざといと思う瞬間が多くて、(門林)有羽ちゃんは天然で穏やかにあざとい。なづち(樋口)はステージでの見せ方が上手という意味で、あざといと思います」。
――なづなさんはキョトン顔もするとか。
渡邉「それは普段話していてもあって、かわいくてドキッとします(笑)」。
樋口「意識してません。たぶんアホっぽい顔をしていると思います(笑)」。
――真由子さんはあざとくないんですか?
渡邉「かわいいと思うときはいっぱいありますけど、あざといというよりポンコツです(笑)」。
井上「ハハハハ(笑)」。
渡邉「だけど、それで癒されてキャラが立っているのが、真由ちゃんの良さです」。
最後の台詞はいろいろなテイクを録って
一番かわいく言ったのが使われました
――この曲は夢梨さんの「これからもずっと大好きです」という台詞で締められます。こういうのは得意ですか?
阿部「得意かわかりませんけど、いろいろな曲で台詞パートはよくやらせていただきます。毎回『次は私じゃないだろう』と思いつつ、今回はフィーチャーソングで最初から自分に来る気がしてました。いろいろなテイクを録って、スタッフさんと(長尾)しおりも入れて多数決を取って、一番かわいく言ったのが使われました」。
――カップリングには「LETTER ~10年後のワタシへ~」を収録。皆さんは10年後はどうなってますかね?
阿部「幸愛さんは結婚してそう」。
渡邉「2児の母になってます(笑)」。
樋口「幸愛さんが料理していてお皿を割っちゃって、ダンナさんに『大丈夫?』って駆け寄られるイメージがあります(笑)」。
阿部「真由ちゃんは浮気されてそう(笑)。それか自分が浮気しているか」。
井上「どういうことですか!?」。
阿部「誰からも好かれそうだし」。
渡邉「モテすぎて結婚相手を選べなさそう」。
阿部「(かわいい高い声で)『あの人もいいし、この人もいいし、みんなとつき合っちゃおう~』みたいな(笑)」。
井上「そんなことしません!」。
樋口「真由ちゃんは声はこんなですけど(笑)、顔面偏差値は素晴らしいので、大人の女性になったら、さらに街行く人に振り返られそうです」。
井上「浮気したり、されたりしないで(笑)、私も子どもは2人欲しいです」。
渡邉「夢梨は芸能界にずっといると思います。タレントとしてテレビに出たり、もっと活躍してほしい」。
井上「私もそう思います。すごくストイックな方なので、男性から結婚のお誘いもあると思うんですけど……」。
阿部「結婚のお誘い(笑)」。
井上「『私はやりたいことをやる』って全部断って、結婚は遅くなりそう」。
阿部「やだーっ! 私の理想は28歳で結婚です。でも、たぶんうまく行きません(笑)。口ではそう言っても、恋愛を欲してないので、いざとなったら面倒くさそう」。
樋口「夢梨さんは主食がタピオカになってそう(笑)」。
阿部「27歳でそれはヤバイ(笑)」。
樋口「今日も朝からタピオカを飲んでいたし、朝タピ、昼タピ、夜タピって毎日飲むようになるんじゃないですか?」。
阿部「それはないですけど、お仕事前にタピオカは飲みたいです。でんぷんがたくさん入っていて、炭水化物は元気が出ます」。
――カロリーは気にしませんか?
阿部「気にしません。でも、タピオカは1食分だと思って、ごはんを抜きます」。
渡邉「それで、なづちはまだアイドルでいてほしい」。
樋口「そうだといいなと思います」。
渡邉「10年後でも28歳? 30歳までアイドルをやって、スパガのリーダーになってほしい」。
井上「なづちゃんは歌が上手いので、ソロコンサートを日本武道館でしてそう。私は客席で白いペンライトを振ります(笑)」。
――それから今回は「女子力←パラダイス」のセルフカバーも収録。オリジナルは2011年発売のシングル曲でした。
井上「原曲はかわいらしいイメージでしたけど、第3章のライブで聴いたらカッコよくなっていて、歌う人で変わるんだと思いました」。
阿部「あみた(前島亜美)さんが卒業したタイミングで、ライブでの歌割りがだいぶ変わりました」。
――当時センターの前島亜美さんがツインテールで、今の夢梨さんが引き継いだようにも見えます。
阿部「あみたさんのツインテールはかわいくて、あの高い位置でやり続けたのはすごいと思います。実は私、今回のシングルはツインテールをやめようと思っていたんですけど、プロデューサーさんに『ツインテールでやってほしい』と言われて続けることにしました」。
――今それぞれ女子力を高めるためにしていることはありますか?
樋口「毎日違うお化粧を心掛けてます。ファンの方に『今日の涙袋はかわいいね』とか『まつ毛がいいね』とか言っていただくこともあって、どんどん採用していけば、最後にめちゃめちゃ良い顔になると思って実践してます(笑)」。
井上「個別イベントで髪型を変えるために、ショートでどんなアレンジができるか、本を買って勉強してます。ハーフアップとかクルクルとか、いろいろやりたいです」。
阿部「17歳になって、私服を少しずつ大人っぽくしてます。今までスカートしか穿かなかったのが、Gパンとかパンツ系も似合う女性になりたくて調達しました」。
渡邉「ベタですけど、料理を頑張ってます。時間があるときは肉じゃがをよく作っていて、1人だから余っちゃうので、冷蔵庫にストックがいっぱいあります。帰ったらチンしてごはんを炊いて、焼酎で晩酌もします(笑)」。
SUPER☆GiRLS(すーぱーがーるず)
2010年6月に「avex アイドルオーディション 2010」で応募7000人から選ばれた合格者12人で結成。同年12月にavexが設立したアイドル専門レーベル「iDOL Street」の第1弾としてアルバム「超絶少女」でデビュー。結成3周年の2013年6月に日本武道館公演を開催。メンバーの卒業や加入を経て、2019年1月からは11人体制の“第4章”に入っている。
【CHECK IT】
23rdシングル「片想いのシンデレラ」を9月18日(水)に発売。ワンマンライブ「SUPER☆GiRLS 超絶★学園LIVE ~ときめきフェスティバル~」を10月19日(土)に北とぴあ さくらホールで開催。
詳しくはSUPER☆GiRLS 公式サイトへ
渡邉幸愛(わたなべ・こうめ)
生年月日:1998年3月17日(21歳)
出身地:宮城県
血液型:A型
阿部夢梨(あべ・ゆめり)
生年月日:2002年7月29日(17歳)
出身地:石川県
血液型:A型
井上真由子(いのうえ・まゆこ)
生年月日:1997年5月26日(22歳)
出身地:兵庫県
血液型:O型
樋口なづな(ひぐち・なづな)
生年月日:2001年8月28日(18歳)
出身地:静岡県
血液型:B型
「片想いのシンデレラ」
CD+Blu-ray ¥2,000(税込)
CD ¥1,200(税込)
王道まっしぐら「片想いのシンデレラ」のMVはこちら!