FRESH ACTRESS 田畑志真

FRESH ACTRESS 田畑志真

PHOTO=小澤太一 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

「モトカレマニア」でカリスマ小説家の
初恋をした中学生時代を演じる13歳

 
 

――手足が長くてスタイルがいいですね。身長は何㎝ですか?

「160いきました。たぶんまだ、ちょっと伸びてると思います」。

――中2の女子では結構高いですよね?

「平均的にはそうなんですけど、学校では真ん中くらい。みんな背が高いんです」。

――出身は熊本なんですね。

「小学3年まで熊本にいました」。


――その頃から女優になりたいと?

「当時は週に1回、ダンスレッスンに通っていただけですけど、小さい頃からドラマを観るのは好きでした。だから、ずっと芸能界に入りたいとは思っていて、その気持ちがこっちに来てから大きくなって、お母さんに『やりたい』と言いました」。

――学校でも目立ちたがりだったんですか?

「それは全然ないです。学校では、明るいんですけど静かにしていて、授業中とか絶対手を挙げません(笑)」。

――小さい頃、どんなドラマを観ていたんですか?

「やっていたのは全部観てましたけど、『恋仲』とか『5→9~私に恋したお坊さん~』とか好きでした。録画して同じドラマを何回も観るのが好きなんです」。

――プロフィールには趣味で映画鑑賞も入ってます。

「映画館で月に2~3本は観ています。日本の映画をよく観ていて、『キングダム』にすっごいハマりました。アクション系も好きです」。

――好きな女優さんもいますか?

「最初にすごいと思ったのは綾瀬はるかさんです。ドラマでたくさん見ていた時期があって、最近では『ぎぼむす(義母と娘のブルース)』が面白かったです」。

――自分が今まで出演したドラマや映画で、特に印象深かったのは?

「『十年 Ten Years Japan』は寒くて大変でした。寒いのが苦手なんですけど、本当に地下で撮ったので、もう凍え死にそうでした(笑)。演技的に難しかったのは『高嶺の花』ですね」。


――そうですか? スナック喫茶のママの娘の中学生役だから、自然にやれませんでした?

「自分と似てるところが多すぎて、性格はかなり近い役で、自分を演じてるみたいで……。役に入るというより、カメラを向けられると意識しちゃって、そこが難しかったですね」。

――「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」のエデルヴァも、マフィアに連れさられて大変ではなかったですか?

「撮影中は演じるのが大変とはあまり思わなかったんですけど、叫びすぎて、次の日は1日中、声が出ませんでした(笑)」。

――それだけ役に入っていたんでしょうね。そして「モトカレマニア」の4話に、小説家で“女心のカリスマ”と呼ばれる丸の内さくらの中学生時代の役で出演。1話から山口紗弥加さんが演じるさくらを見て、イメージしていた感じ?

「テレビも観てましたし、山口さんの現場も見学させていただいて、さくらはどういう人なのか、いろいろ考えることができました」。

――中学生の志真さんからは、さくらはどんな人に見えました?

「明るくもないし暗くもない感じで、不思議な人だなと思いました。演じるのはちょっと難しかったです」。

――同居している好きな男性の元カノを見に行ったりするのは?

「それは全然変だとは思いません……というくらいです(笑)」。


――そのさくらと、中学時代もキャラは同じなんですか?

「変わらないように意識しました。あまり笑顔は見せなくて、言いたいことも言えない子です。でも、やっぱり自分と似てる役よりは、さくらのほうがやりやすかったです」。

――自分の思い出を元に恋愛小説を書いているさくらの初恋が、4話で描かれるそうですが、志真さんは恋をする役は今までありましたっけ?

「『高嶺の花』のとき、私が演じた芽衣のことを(引きこもりの)宗太くんが好きだったみたいですけど、そこから何もなかったので、恋愛はほぼ初めてですね」。

――中2にもなると、そういう役も来ますよね。

「ビックリしました。でも、新鮮です」。

――初恋って、学校とかでは身近ですか?

「みんな『誰が好き』とか、よく話してますね。私はそういうのはないんですけど、聞いているのは楽しいです。役でわからないところを、友だちに聞いたりもしました。『好きになったら、どんな気持ちになるの?』とか『こういうときに焼きもちを焼く?』とか……。それで初めて知ったこともあって、役に立ちました」。

――さくらの気持ちがわかる部分もありました?

「言いたいことが言えないのは、ちょっとわかりました。私も友だちに『これが言いたかったんだけどな……』ということがあるので、その気持ちは似てると思いました」。

 
 

大人になった役の山口紗弥加さんの
表情や間の取り方を研究しました

 
 
――そして、大人のさくらにも寄せて演じたわけですね。

「口ぐせも変わってなかったので、間の取り方や語尾に気をつけて、さくらの表情も録画したのを観て、いろいろ研究しました。あと、髪も山口さんの長さに合わせて、10㎝くらい切ったんです」。

――今もロングですけど、前はもっと長かったですね。

「すごく長かったので、切ったら、お風呂のあとで『ドライヤーが早く終わるな』と思いました(笑)」。

――家でも台詞読みとか、かなり練習して行くんですか?

「今回みたいに大人の方の少女時代の役は難しいので、その方の話すクセや言葉の発し方はたくさん見たり聞いたりします。でも、台詞は家で練習しすぎると決めつけてしまうので、自分なりに気をつけることをメモ帳に書いたり、『これはどういう意味だろう?』と考えて、あとは現場でやってみる感じです」。

――今のリアルな中学生活では、部活や委員会はやっているんですか?

「部活は入ってなくて、健康委員をやってます。運動会でケガした人の救護をしたり、給食のときに献立を黒板に書いたり、『いただきます』と『ごちそうさまでした』を言ったりする係です」。

――自分からやろうと?

「1年生のとき、何かやろうと思って、たまたま余っていた健康委員に入ったら、すごく楽しくて……。それから今のところ、ずっと健康委員です。みんなにも『志真は健康委員しかやらないんだね』と言われてます(笑)」。


――救護したりするのが楽しいんですか?

「楽しいです。向いているんですかね? あと、委員会の雰囲気や先生も良いので」。

――友だちも多いんですか?

「そうですね。すぐ打ち解けられるので。休み時間はいつも、友だちとバスケをしたり、お話をしたりして遊んでます」。

――学校行事も張り切るタイプ?

「この前、学芸発表会があって、合唱をしたんですね。私は歌は苦手なので、そのときはみんなに埋もれて歌ってました(笑)。運動会では、個人競走とか頑張りました。3位で微妙な順位でしたけど(笑)、『楽しかったからいいや』と思って……。体を動かすことは好きです」。

――そういえば、乗馬のライセンスを持っているんですよね?

「5級を取ってます。3日間行けば取れるということで、2~3年前に成田のほうに行って、筆記試験と実技をして、もらいました。そのカードがあるので、今も乗馬できるところに行ったらやります」。

――趣味には野球観戦も挙がってますが、ひいきのチームがあるんですか?

「ジャイアンツとソフトバンクが好きです」。


――今年の日本シリーズの対戦チームじゃないですか。

「そうなんです。そのときはジャイアンツを応援しました。一番好きなのが坂本勇人選手なので。でも、好きな選手はソフトバンクのほうが多いんです。東浜投手、周東選手、ギータ(柳田)選手、今宮選手、甲斐“キャノン”捕手、千賀投手……」。

――たくさん挙がりました(笑)。

「ソフトバンクの試合はMXテレビでよく観ていて、球場にも東京ドームとか神宮とか年に3~4回は必ず行きます」。

――しかし、中2女子でそこまでプロ野球好きは珍しくないですか?

「みんなに『珍しいね』と言われます。お父さんが野球をやっていて、兄も小・中・高とやっているので、生まれたときからずっと応援に行ってたんです。それで野球好きになりました」。

――休みの日は何をしてますか?

「お母さんと買い物に出掛けたり、友だちと遊んでタピオカを飲んでプリクラを撮ったり……。あとは家でダラダラして、録り溜めたドラマを観たりしています」。

――来月で14歳になりますが、12月24日のクリスマスイブが誕生日なんですね。

「そうなんです。『高嶺の花』でご一緒した石原さとみさんも12月24日生まれで、『イブが誕生日で嫌じゃなかった?』と言われましたけど、私は全然気にしたことがなくて……。クリスマスと誕生日でプレゼントは一緒にされますけど、私は物欲がないので(笑)、欲しいものはひとつもらえるだけでいいと思ってます。でも、24日と25日で誕生日ケーキとクリスマスケーキは、どっちも食べます(笑)」。


――今年欲しいプレゼントは何ですか?

「特になくて(笑)。でも、スポーティな洋服はいいなと思います。adidasとか好きなので。友だちはZARAとかオシャレなお店に行ってますけど、私はスポーティなほうが好きです」。

――物欲はなくても、13歳だと夢は無限に広がってますか?

「目標はいっぱいあります。みんなが名前を知ってる女優さんになること。私を見て元気になってもらえること。あとは、楽しく生きたい。その三つです。今はお仕事も学校も楽しいので、ハッピーです」。
 
 


 
 

田畑志真(たばた・しま)

生年月日:2005年12月24日(13歳)
出身地:熊本県
血液型:O型
 
【CHECK IT】
小学生時代にデビュー。主な出演作はドラマ「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」(フジテレビ系)、「高嶺の花」(日本テレビ系)、「dele」(テレビ朝日系)、「リーガル・ハート~いのちの再生弁護士~」(テレビ東京系)、映画「十年 Ten Years Japan」、湘南ゼミナールCMなど。ドラマ「モトカレマニア」(フジテレビ系/木曜22:00~)で11月7日放送の第4話に出演。
詳しい情報は公式HPへ
 
 
直筆サイン入り自撮りチェキ応募はコチラ⇒